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美しい街が育む、インテリアを見る目

建物やインテリアが好きな私は、

時々、海外の方と街並みや建物の話をすることがあります。

 

 

新しくなったHPの最初のコラムでは、

私にとって、とても印象に残っている話を

ご紹介したいと思います。

 

 

日本で暮らすポーランド出身の友人と、

よく住まいについて話すのですが、

 

 

彼女は日本の住宅の在り方に、

満たされないものを感じると言います。

 

 

その感覚は私も同じなのですが、

ある時、彼女はポーランドでの子ども時代の話をしてくれました。

 

 

家から少し離れたところにその街の中心街があり、

その街は決して大きくはないのですが、

大通りには絵に描いたような

とても美しい建物が並んでいるそうです。

 

 

幼稚園に入園すると、

遠足でその一角にある市庁舎などを訪れるそうで、

 

 

小さな子供でも、

建物の美しさやインテリアの華やかさに

ワクワクしたことを覚えていると言い、

 

 

彼女たちは幼い頃から

そうした建物を見て育つということを教えてくれました。

 

 

この話を聞いた時、

私は、洋の空間に関して、

建物や空間に対する美意識や美意識を育てる環境が、

大きく違うことを感じたのです。

 

 

生まれた時から美しい建物に囲まれて育つ彼女たちにとって、

美しい建物やインテリアというのは、

「文化」であり、

「日常」であり、

内在的にとても高い美の感覚が育まれているので、

 

 

彼女が、日本の一般的な住宅に満たされない理由が

よく分かった気がしましたし、

 

 

日本文化を持つ私たちが、

その洋の感性を身につけるには、

様々なことを学ぶ必要があるようにも感じました。

 

 

もちろん、日本にも世界に誇れる和の文化があり、

私自身、和の伝統文化が大好きです。

 

 

しかし一方で、私たちの住まいの多くは和室が洋室へと姿を変え、

暮らし方も室内の景色も洋風になってきています。

 

 

和の文化を持つ私達が、

欧米の建物や暮らし方について学ぶ機会はそれほど多くなく、

 

洋の空間をどのような意識でどう美しく整えるかについては、

まだ学べることがたくさんあるように思います。

 

 

私が海外でインテリアを学ぼうと決心したのも、

そこに理由があります。

 

 

洋間を自己流や見よう見真似で整えることに限界を感じ、

 

あれだけの美しい建物やインテリアを創り出してきた

欧米流の「考え方」や「理論」を、

きちんと身につけたいと思ったのです。

 

 

美しいものを見ること。

なぜ美しいと感じるのか、少し立ち止まって考えること。

 

 

その小さな積み重ねから、住まいを見る目は育っていくのだと感じています。

 

 

 

 

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