2019/8/28の投稿記事
ソファを動かして模様替えをしてからは、
リビングには黒の分量が増えて、
部屋の雰囲気も
シックな感じがより強くなりました。
今日は、
『黒』という色について
書いてみたいと思います。
『黒』の特性
↑
もうすぐ我が家を離れる思い出いっぱいのピアノ
『黒』という色を心情的な言葉で表すと、
暗い
重たい
地味
というマイナスのイメージと、
重厚感
高級感
大人っぽさ
などというどちらかというと
プラスのイメージがあり、
使い方次第で、
暗くて重苦しいインテリアにもなれば、
インテリアを引き締めて、
高級感を出すことも出来るという、
他の色に比べてかなり影響力の強い色が
『黒』という色です。
ずいぶん前のことですが、
『黒』が多いモノトーンの部屋で、
母親がモノトーンの服ばかり着て子供を育てていると、
そこで育った子供は、
笑顔が少ないという
ある実験結果に基づいた記事を読んだことがありました。
その頃は、
『色』について、
それほど深い知識があったわけでもなく、
その記事を読んだ私は、
「なんとなく分かる気がする・・・」
というくらいの理解だったのですが、
今なら、よく分かる気がします。
黒は大人の色。
黒を使ったインテリアに似合うのは、
やはりある程度成熟した大人で、
子供部屋のインテリアというと、
ブルーやグリーン、ピンクなどが主流。
黒が多めの子供部屋というのは、
あまり見ないと思います。
では、どうすれば、
その黒が持っている大人っぽさや、
高級感・重厚感などを引き出して、
お洒落なコーディネートを作ることが
出来るのでしょうか?
私が、
黒を使う時に気をつけているポイントを
ご紹介したいと思います。
『黒』を使う時に気をつけていること
↑
手放すかどうか迷っている漆のバーカウンター
インテリアの勉強をしていた時、
黒は最も強い色
だと習いました。
私自身、黒の魅力を十分に楽しめるようになったのは、
テーブルコーディネートを真剣に学んでからのこと。
お皿やテーブルクロスを何度も取り替えて
いろいろなテーブルコーディネートを楽しんでいるうちに、
エレガントで
洗練されたコーディネートにするための
いくつかのポイントに気付き、
どう見せたいかに合わせて、
黒を使えるようになったような気がします。
私が特に気をつけているのは、
”マットな黒を使わないこと”と
”狭いスペースで黒を多用しないこと”。
他にもいくつかありますが、
特に、艶のある黒を使うだけでも、
マットな黒を使用した時の印象とは、
ずいぶん変わり華やいだ感じが加わるので、
黒を使ってエレガントでモダンな雰囲気のインテリアを作りたい時には、
その素材や艶感をしっかり吟味すると良いと思います。
『黒』を上手に使ってエレガントモダンな大人のコーディネートに
↑
アレンジがイマイチですが、こんな配色も好きです
黒い家具と聞いて思い浮かぶのは、
黒の革張りのソファ。
グレーやダークブラウンの床に
最小限の厳選された
ちょっとカジュアル感のある家具を一緒に配置すると
とても素敵。
もう少し女性的な雰囲気を出したい時には、
黒のガラス、漆、ファーなどを使うと
グッとインテリアが引き締まって、
カッコいいエレガントモダンなインテリアを楽しめます。
小物なら、
飽きたら簡単に変えられるし、
手軽に雰囲気が変えられて
色のバランスの勉強にもなるし、
結構おススメです。
もうすぐ夏も終わり。
お部屋を見回して、
秋冬バージョンに
ちょっと小物でアレンジしてみるのも
楽しいと思います(^^
*******************************************************
インテリアレッスンの新規受講生を募集しています。
インテリアレッスン説明会 https://grachic.jp/news/