最近は
生地や部材のカラーチャートを眺めながら
どんな組み合わせにしようかと
苦しい時間を過ごすことが
多くなっておりますが・・・
インテリア作りは、
本当に楽しく、
特に自分が自由にデザインできるスペースとなると、
優れた理論をフル稼働させながら、
自分らしいスタイルをデザイン出来るので、
私にとっては至福の時のように感じています。
今日は、
軽井沢ショールームの
土地探しの道のりを
書きたいと思います。
別荘地ではサロンも難しい軽井沢
前回のブログにも書きましたが、
軽井沢の別荘地では、
ビジネス的なことが出来ないとのことで・・・
それは
普段、東京で開催しているレッスンやセミナーも
難しくなるということ。
いくらお気に入りのインテリアで空間を作れたとしても、
そこで読書やお料理をするだけの生活は
私には辛くなりそうだと思いました・・・。
家やインテリアって、
生き方を素敵に豊かにサポートする物だと思うから、
生き方を変えなくてはいけないとなると、
それは私にとって、
本末転倒・・・。
それならば、
商業用地を探すしかないのですが、
軽井沢は、
別荘地なら魅力的な場所が沢山あっても、
商業地となると数えるほど。
交通量の多い
幹線道路沿いの商業地を見て歩きながら、
もう少し雰囲気のある場所はないものかしらと、
途方に暮れることも
しばしばでした。
ギリシャ様式の建物との出会い
自動で開閉する高さ3メートルの玄関扉
今年に入ってからは、
土地探しも本格始動。
度々、軽井沢を訪れては、
土地や建物を見て回りました。
そんな中で、
ふと目に留まったある物件。
別荘地は対象外だと思っていましたが、
「もしかしたら可能性があるかもしれない」
と思える物件を見つけました。
それが、今回の建物です。
40年ほど前に店舗として建てられた建物で、
その後、オーナーさんが変わり、
別荘として使用されてきた建物。
鉄骨で出来ているので、
柱が殆どないこと、
今では珍しい凝った造りになっていること、
そして何よりも、
1階部分が、
天井高3.6メートル、広さ80畳という大きな空間になっていること。
インパクトのあるギリシャ様式の外観も、
インテリアのショールームとしては、
ピッタリだと感じました。
なぜなら、西欧建築のルーツを辿っていくと、
ギリシャに行きつくから(^^♪
現在は別荘としてしか販売されていない物件でしたが、
管理会社に、
インテリアのショールーム 兼 別荘として使わせて頂けないかとお伺いし、
管理会社の協議と審査を経て、
購入させて頂くことができました。
管理会社のきめ細かいサポートに感心しながら、
今回のお許しは本当に有難いことだと感じていますし、
美しい別荘地に建つ
このギリシャ様式の建物に出会えたことは、
少し不思議な感じがしています。
ギリシャ様式×モダンなインテリアへ
第一候補の玄関扉
日本は建物の寿命が短いですが、
欧米では、
古い建物に手を加えながら100年~数100年使うことは、
一般的なこと。
以前、イタリアで少しの間住んでいた家も、
重厚な築200年くらいの建物でした。
だから今の外観は出来るだけ残すようにして、
古くて隙間風の入る玄関ドアや窓を
入れ替えようと思っています。
そして
室内は外の木立が見られる
モダンでゆったりしたクラス感のあるインテリアを目指すつもり。
始めの頃は、
インテリアのコンセプトを決めようと思っても、
いくつものインテリアのパターンが
頭の中でグルグルしていましたが、
最近、そのインテリアの方向性もだいぶまとまってきました。
インテリアの世界を進んでいる私が、
別荘地でこの建物に出会えたことは、
本当に不思議なくらい有難いこと。
セレンディピティって、
本当に起こるような気がしています(^^♪
【つづく】
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カスタマイズ家具でもっと素敵に