ホーム » BLOG » テーブルコーディネートに使いたかった念願の器を見つけました!     

テーブルコーディネートに使いたかった念願の器を見つけました!     

2019/5/8の投稿記事

新元号・令和に変わり、

新しい時代が始まりました。

香港滞在中は、

現在の上皇ご夫妻のご公務の様子が、

毎日、現地のニュースなどで放送されていて、

香港の方と話すと、

皆さん、日本の天皇が変わることを

とても良くご存知でした。

連休明けの昨日から私も仕事を再開し、

香港の方々とメールをしていましたが、

香港の方からのメールには、

新しい『令和』の時代を迎えたことへのお祝いの言葉が入っていて、

その厳粛な空気感を共有出来ていることに、

私は驚いたり、感心したりしています。

Emperor(天皇の意)が存在する国は、

世界の中ではそれほど多くなく、

長い歴史を持つ日本の天皇陛下の譲位は、

海外の方にとっても、興味深いことのようです。

香港では、

長く望んでいた念願の器を見つけることが出来ました。

今日はそのことを書いて

今回の香港滞在記を終えようと思います。

それは

ヨーロッパやシンガポール、マレーシアなどの器に

大きな影響を与えた中国の器。

和食器とも洋食器とも趣の異なるプレートで、

華やかな色使いと

花鳥の絵柄は中国ならではのもの。

マイセン窯をはじめとする

ヨーロッパの窯がこぞって取り入れたデザインの

原点を感じさせる器です。

いつか欲しいと思っていたら、

思いがけず遭遇し、

購入を即決したものの、

クレジットカードが使えず、

手持ちの香港ドルで購入できる分だけしか

買うことが出来なかったのがとても残念。

でも、このプレート一式以外にも、

シノワな可愛いフィギュアを連れ帰ることが出来て、

かなり満足しています。

7月の単発セミナーでは、

今までに海外で出会った

お気に入りの器たちに登場してもらい、

和でも洋でもない、

シノワズリの楽しさを感じて頂けたらと思っています。

複数の国の異なる文化をミックスして作るシノワズリは、

自分の中で、

簡単に「これがシノワズリです」とは言えず、

インテリアでも、テーブルコーディネートでも、

それなりに多くの物を見て、

様々な体験を積まなければ、

踏み込めない境地のような気がしてきました。

そういう訳で、

『シノワズリ』というテーマは、

いつか出来るようになりたかったテーマであり、

そろそろ取り上げても良いかなと思うテーマでもあります。

今回の香港滞在中には、

中国の可愛いお嬢さん達とも

仲良くなり、

インテリアやテーブルコーディネートの話をすると、

目をキラキラさせて、

「教えてほしい!」「先生になってほしい」と

言っていました。

上海と日本の距離のことを考えると、

実現するかどうかは分からないけれど・・・

『芸術』は

世界の共通語なのだと思います。

なかでも中国は

かつて絶句するほどの芸術を持ちながら、

歴史的な経緯で、

一度はその文化が途絶えた国。

色使いなどに違いはあれど、

きっと彼女たちには

そのDNAがあるはず。

「綺麗で素敵な物を見つけると、

足が止まって動けなくなるの。」という彼女たちとの時間は、

とても楽しいものでした。

7月の単発セミナーの『シノワズリ』のテーマに

思いを巡らせながら、

滞在中に出会った、

香港、中国、韓国の方々との充実した時間に感謝し、

文化をそのまま体感することが出来た香港滞在は、

私にとって、とても有意義な体験となりました。