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映画 『カーライル~ニューヨークが恋したホテル』

2019/8/22の投稿記事

ニューヨークには、

予約を入れることさえためらわれるような

素敵なホテルがいくつもあるけれど、

その中の一つがカーライルホテル。

あのプラザホテルの近くに

美しくそびえ立つ、

ダイアナ妃もお気に入りだった

5つ星のホテルです。

そのホテルが映画になったというので、

見に行くタイミングを伺っていましたが、

先日ようやく行ってきました。

ダイアナ妃とマイケルジャクソンとスティーブジョブズがエレベーターで顔合わせ

このホテルは、

世界中から有名な方が訪れるため、

それぞれの方にまつわる

いろいろな伝説があるそうですが、

その中のひとつが、

ダイアナ妃と

マイケルジャクソンと

スティーブジョブズが

偶然、同じエレベーターに乗り合わせ、

ダイアナ妃が、

沈黙を破るように”ビートイット”を口ずさんだという話。

NYには、

近代的でオシャレなホテルが多くあるのに、

不便さも感じるような古いホテルが、

多くの人に愛されるには、

それなりの理由があるはず。

この映画は、

著名な宿泊客や伝説のスタッフに、

カーライルの魅力を語ってもらいながら、

”世界一のおもてなし”と言われる所以を

伝えてくれています。

スタッフの言葉 「知性は服装にあらわれる」

映画に登場する有名な俳優さんたちも

ホテルのスタッフも

皆、とてもチャーミング。

インタビューを受ける素敵な方達のバックには、

アールデコの素敵なインテリアがあって、

見入ってしまう場面が多くありました。

そして最も心に残ったのが、

スタッフの方の話に出てきた「品格」という言葉と、

そして、

「知性は服装にあらわれる」という言葉。

アメリカでデザイン関係の方と話していると、

『Intelligence』(知性)という言葉が、

時々出てきます。

デザインの話以前に、

一朝一夕では身につかない

服装のセンスや身のこなしを見られていて、

実際、服装の話題から会話が始まることも

多くありました。

今回も映画の中で、

そのことがはっきりと言葉になっていたので、

「やっぱりそうなのね・・・」

と思った次第です。

『服装』って大切です。

欧米では、きっと日本以上に・・・。

そして、素敵な服を素敵に見せられるかどうかは、

『センス』だけでなく、

『生き方』による部分も多いような気がします。

カーライルホテルは、

建物も

インテリアも

お食事も素敵だけれど、

きっと一番素敵なのは、

そこに集う『人』なのでしょう。

言葉にならない素敵な温かさに包まれて、

映画館を後にしました。

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