2019/4/19の投稿記事
写真は17年前に
広い石造りの浴室があった場所。
2度のリフォームを経て、
今はアイランドキッチンとなっています。
今日のブログは、
『外観』も『インテリア』も和風の家のリフォームを
どの程度するのかを決めるために、
住宅展示場を回ることにした続きから。
当時、私たち家族は、
主人の転勤で三重県に住んでいました。
なので、東京の施工業者さんを探すために、
東京に戻ってきては、
住宅展示場巡りをすることとなり、
都内の主な展示場は
大方、拝見したように思います。
もともと『家』や『インテリア』が好きなので、
私にとって、住宅展示場を拝見することは、
本当に楽しいこと。
でも、どんなに『インテリア』が好きでも、
構造上、出来ることと出来ないことがあるし、
かける費用にも限度があるので、
現実をしっかり受け止めながら、
最高のコストパフォーマンスを求めて、
展示場の素敵な家々を
拝見していました。
当時の私の中には、
アメリカで見ていた美しい『家の外観』や『インテリア』の風景が
強く残っていて、
特に使いたいと思っていたのが、
アメリカ・マービン社の窓やドアたち。
一方、当時の日本は、
今ほど輸入部材は多くなく、
輸入建材を使った住宅を時々見かけるようになっていた頃で、
価格面でも、
海外の製品は高いという印象がありました。
風格のある和風の家と
アメリカ人が敬意を払うマービン社の窓。
完成された住宅展示場の素敵な家を見れば見るほど、
『和』と『洋』のバランスのとり方に悩み、
『和風の家』と『マービンの窓』という
似ても似つかない両極端の現実と夢を抱えて、
門扉の上に張り出した
美しい松の枝を眺め、
呆然としながら、
「この松はどうしよう・・・」
と考えていたことを記憶しています。