2019/5/20の投稿記事
写真は、10年以上前に
ニュージーランドからのお客様をお迎えした時のもの。
リフォームした時に、
最後まで気になっていたことが一つあるのですが、
この写真には、
それがしっかり映っています。
今日は、
そのことを書きたいと思います。
―インテリアの足かせになったもの―
ハウスメーカーさんと
家づくりを進めることは、
とても楽しく、
スムーズに進行していました。
重要な『間取り』についても良い提案をして頂いて、
スペースの使い方についても、
他社さんにない『力』を感じていました。
でも、床材を決めるところで、
たったひとつ、
どうにもならない壁にぶつかることに・・・。
それは、
『フローリングの色』が2色しかなく、
どちらもイメージしていた色ではなかったということです。
『ダークブラウン』か
『ライトブラウン』の二者択一。
それは私にとっては
文字通りの苦渋の決断で・・・( ;∀;)
手持ちアイテムとの相性を考えながら、
消去法で『ライトブラウン』に決めましたが、
『ライトブラウン』のフローリングは、
結局、その後10年以上にわたって、
ずうっと
自分の作りたいインテリアの足を引っ張る物と
なりました。
今なら、比較的容易に
自分で資材を集めることも出来ますが、
当時は、フローリングそのものが、
出始めの時代。
ネットもそれほど普及しておらず、
個人で床材を購入するなど
考えも及ばず、
提示された中から
選ぶしかありませんでした。
―床材はインテリアの30パーセントを決める―
アメリカのインテリアの世界では、
インテリアは床材で30パーセントが決まると言われています。
だから、
好きになれないフローリングで
自分の好きなインテリアを作ろうとしても
上手くいかないのは
ある意味、当然のこと。
結果的には、
「私がどんなインテリアを作りたいか」
ではなく、
「ライトブラウンのフローリングに合うインテリアを作る」
ということになりました。
このことは、
ハウスメーカーさんが悪いわけではなく、
ただ、そういう時代だったのだと
思っています。
そんな経験もあって、
「今のインテリアの部材はなんて豊かなのだろう」
とつくづく感じます。
『床材』はインテリアにとって、とても重要な部分。
そのことを身をもって体験した出来事となりました・・・。